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韓国サンケン労組を支援し、地域の労働組合と闘おう [イベントなど告知]

12月17日(木)福岡の営業所で抗議行動が行われます。


サンケン電気の全国営業所への抗議行動の協力の緊急要請


韓国サンケン労組を支援する会
共同代表:渡邉 洋(全国労働組合連絡会議 議長)
                       中村宗一(中小労組政策ネットワーク 共同代表)
                       中原純子(東京全労協 副議長)     
                       渡辺一夫(韓国良心囚を支援する会全国会議 代表)



 日頃のご支援ご協力に感謝申し上げます。
 7月9日、日本のサンケン電気(本社:埼玉県新座市)取締役会は、赤字を理由に突然一方的に、韓国の100%子会社・韓国サンケン(昌原市、馬山自由貿易地域)の解散を決定し、ホームページに発表しました。これは韓国の社長も知らないことでした。この解散は労働協約や韓国の法律にも反するものです。
韓国サンケン労組は、サンケン電気取締役会の決定から4日後の7月13日、社前に座り込みテントを設営し、記者会見を開いて闘争に突入しました。

この会社解散は、何よりもまず労働組合つぶしです。
労働組合つぶしは、1996年に韓国サンケン労組がナショナルセンターを韓国労総から民主労総へと転換したことを契機に、執拗に繰り返されてきました。今回も本社の和田社長が韓国サンケン社長との話において、整理解雇を撤回させた4年前の闘いを非難し「組合があのような闘いをやらなければ(つまりおとなしく解雇されておれば)会社を解散しないで済んだのだ」と言い放ちました。

この会社解散は、赤字を理由にしていますが、計画的な赤字作りによる、偽装解散です。
工場を正常稼働させるという3年前の解雇撤回―原職復帰に際しての合意を踏みにじり、その後一切の設備投資をせず、新規事業も行わず、作れば作るほど赤字になる注文数しか本社は韓国サンケンに発注せず、意図的に計画的に赤字を作ってきました。
またサンケン電気は、韓国サンケンに発注する代わりに、秘密裏に同じ製品の生産を韓国で外注して韓国サンケンの名を使ってドイツやイギリスに輸出していました。更に韓国で別会社を買収し、そこからは利益を上げていたのです。

この会社解散は、コロナを口実とした日本の入国禁止措置によって、韓国サンケン労組が4年前のような日本遠征闘争ができない状況を利用して行われました。
サンケン電気は、コロナで日本遠征闘争ができない状況が「2年間」続くと判断し、解散を決定しました。韓国サンケンの労使協議で会社側が明確に述べています。コロナを利用して、会社の利益のために労働者の命と生活を奪うサンケン電気の卑劣、反社会性を許してはなりません。

 韓国サンケンは、会社清算手続きを一刻も早く進めようと、8月31日締め切りで、賃金の60カ月分という破格の早期割増退職金(慰労金)を提示しましたが、「わたしたちの要求は、慰労金なんて要らない、現場に戻り労働者として働くことだ」と組合員は誰一人受け取りませんでした。

 韓国サンケン労組は、8月の合宿で民主労総参加以来の組合つぶしの歴史を再確認し団結を強めています。慶南地域の民主労総、金属労組傘下の組合を中心に地域対策委員会が結成され、地域における支援・連帯の輪が広がっています。金属労組中央では、韓国国会前で記者会見を開き、韓国サンケン労組を含め、コロナを理由に解雇、廃業、労組破壊を行う企業に対して、今後関係官庁を追及し、厳しく闘っていくと宣言しました。

 日本では、「韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会」、「韓国サンケン労組を支援する会」が結成され、毎週木曜日に、朝出勤時の本社前抗議行動などを行っています。木曜行動では、毎回インターネット通してオンラインで韓国から訴えを行っています。韓国サンケン労組は、日本おける支援運動の立ち上げが、大きな励ましとなっています。

 韓国サンケンは来年1月20日に労働契約が終了すると通告して来ています。何としても労働契約の打ち切りを阻止しなければなりません。それには全国営業所抗議行動によってサンケン電気による韓国子会社の解散の違法性不当性を暴露し、社会的に包囲し圧力を高め、サンケン電気を追い込んでいかなければなりません。

それはコロナによって日韓間の往来ができない状況の中で、日系企業の横暴であるがゆえに、日本の労働者民衆の課題としてやらねばならないことです。日韓労働者民衆の連帯のこれからが掛かった大事な闘いです。私たちは日本全国の幅広い労働者、市民の協力でこのことを実現したいと思います。

以上の点から以下のようにご協力を要請します。
1、全国各地のサンケン電気の営業所に対して、抗議申し入れを行って下さい。更に可能なところはアピール行動を行って下さい。営業所は、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、金沢と、全国に8か所あります。可能な所で取り組んでください。
2、アピール行動では韓国サンケン労組の発言を流す場合、インターネットで接続してオンラインで流すか、または事前に録音した音声データをお渡し、それをマイクで流す形で、韓国からの生の声を流すことができます。
3、11月中に取り組むことを目指しますが、取り組む日時と形態は、各地の実情に合わせて、取り組んでください。場合によっては12月にかかってもよいです。参加人数にはこだわらずに(少人数でも可能です)、柔軟に取り組んでください。
4、サンケン電気本社には、韓国サンケン労組との団交に応じて、解散の撤回を強く要求してください。頑なに要求を拒否し続ければ、今後闘争が全国化していくという警告のメッセージを伝えてください。
2020年  月  日 
韓国サンケン労組を支援する会
東京都台東区上野1-12-6 3階
中小労組政策ネットワーク気付 
【℡03-5816-3960 fax03-5812-4086
連絡担当;尾沢孝司(090-1805-8630)

【営業所所在地】
札幌営業所:北海道札幌市中央区南1条東三丁目9番2 札幌MIDビル TEL (011)210-0855
仙台営業所:宮城県仙台市青葉区国分町一丁目6番18号 東北王子不動産ビル TEL (022)263-4168
金沢営業所:石川県金沢市北安江三丁目6番6号 北安江メッセヤスダビル TEL (076)223-2010
東京事務所:東京都豊島区南池袋二丁目25番5号 藤久ビル東5号館 TEL (03)3986-6151
名古屋営業所:愛知県名古屋市中村区名駅四丁目4番10号 名古屋クロスコートタワー TEL (052)581-2767
大阪営業所:大阪府大阪市北区梅田三丁目3番20号 明治安田生命大阪梅田ビル TEL (06)6450-4400
広島営業所:広島県広島市東区光町一丁目12番16号 広島ビル  TEL (082) 568-6030
九州営業所:福岡県福岡市博多区博多駅前二丁目2番1号 福岡センタービルTEL (092)411-5871

地図(サンケン電気のHPを参照)
https://www.sanken-ele.co.jp/corp/corp05.htm
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映画「アリ地獄天国」監督の話より [イベントなど告知]

海外でも評価の高いドキュメンタリ映画「アリ地獄天国」が、来年2月13日福岡のKBCシネマでも上映される予定だそうです。
ぜひとも、多くの労働者のみなさんに見ていただければと思います。

土屋監督の話から、以下抜粋。

「半沢直樹」に重なる!ブラックな会社にひとり立ち向かう主人公の現在は?「アリ地獄天国」1年後の報告

「この作品を作ったひとつの理由として、ひとりでも会社と闘えることを知ってほしいという気持ちがありました。労働組合や弁護士をはじめ、困ったときに駆け込める、力になってくれるところがある。そのことを知ってほしいと思いました。

 なぜなら、やっぱり働く中で理不尽な目にあっているのならば、ご自身が積極的にアクションを起こして闘わないとこの問題はいつまでたっても変わらない。誰かが言わないと、『ブラックな企業体質』は改善されないし、そこで働く人々の意識も変化しませんから。

 心も体もボロボロになってもう気力体力尽きている人に鞭打って『立ち上がれ』とは、私からは言えない。でも、少しでも闘う気持ちがある人には立ち上がってほしい。そういう人に対し労働組合は味方になってくれる。きっと一緒に闘ってくれる人がいる。このことを知ってほしくて作ったところがある。

 ただ、ひとりでも闘えることや、労働組合が力になってくれることがあまりにも知られていない。ここまで知られていないとは思いませんでした。

 だから、交渉できる余地があることを知ってほしいと改めて強く思いましたね。

 『仕方ない』と泣き寝入りしなくていい。心当たりがないのに待遇を下げられたり、嫌がらせを受けて辞めざる得なくなったりと言う場合、ほとんどのケースは会社や経営者側になにかしらの不当な対応がある。きちんと法に照らして交渉すれば、必ずとは言い切れませんけど、状況を変えることができる。

 コロナ禍で実際に経営が成り立たなくなってしまった会社は確かにあります。ただ、一方で、経営は傾いていないのに、コロナ禍を言い訳にして解雇をちらつかせたりしているところもある。

 経営者側のいうことを鵜呑みにしないで、辞める前にひとつ踏みとどまって交渉する選択がある。そのことが作品を通じて、知ってもらえたらと思います。

 労働組合でこういうことができる。会社で理不尽な目にあっている人の即戦力になるというか。こういう闘い方があるんだというか。この映画が、抗うためのツールになってくれたらなと。

 もちろん1本の映画ですから、エンターテインメントとして見てもらいたい気持ちはあるんですけど、そうもいってられない事態に今なりつつある。経営者も雇用者も追い詰められている。でも、だからといって経営者が横暴になっていい理由にはならない。経営者の方々にとっても経営の在り方を考えるきっかけになってくれたらうれしい。常々、経営者にも観てほしいと訴えかけてきたんですけど、その気持ちもこういう状況になってさらに強くなりましたね」
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fuf学習会のお知らせ [イベントなど告知]

毎月第3土曜日午前の学習会

7月18日(土)午前10時頃から事務所にてだらだらと。

今回は、マルクス資本論を、やさしくおさらいします。

「これからのマルクス経済学入門」を参照しながら、学習します。

関心のあるかたは、ご連絡ください。
オンラインでの参加となる可能性もあります。






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怠ける権利!学習会 [イベントなど告知]

6月末に無事に組合大会を終えたフリーターユニオン福岡。
14年目もよろしくお願いします。
いくつかの解雇撤回闘争を抱えながら、これからもぼちぼちやっていきますので!

ということで、今回は怠ける権利学習の最終回とします。
第8章、9章、10章をまとめて面倒みますので(笑

教育をふりかえり、ベーシックインカムを語り、怠け者にどうやってなるかを話しましょう!

日時:7月20日(土)午前10時からだらだらやります。

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第8章 子どもと若者に「怠ける権利」を!


1「ゆとり教育」ってなんだ?──戦後教育を振り返る

「これだからゆとりは!」──二〇一〇年代の若者たち
「系統主義」と「経験主義」──教育思想の二つの流れ
「詰め込み教育」の時代──高度経済成長期
「生きる力」と総合的学習の時間
「ゆとり教育」の退場


2「ゆとり」って言うな!

「PISAショック」の謎
ランキング至上主義──新自由主義社会の教育改革
「学力低下」は幻だった?
「ゆとり」を敵視する国
教師と子どもに「怠ける権利」を!


3 若者にも「怠ける権利」を!──「自発的隷従」を超えて

天国か、地獄か──若者の人間関係
「空気を読むこと」=社会に出るための準備教育
ノーポピュラーカルチャー、ノーライフ
「私たちは埋没したい!」──「コミュ力」という名の妖怪
若者にも「怠ける権利」を!


4 本当は恐ろしい能力主義

「スクールカースト」とは何か
「すること」から「であること」へ──「超近代」の逆説
「友だち地獄」と「スクールカースト」を超えて
本当は恐ろしい能力主義──相模原の事件を考える
「人は皆、精神病者であり、身体障碍者である」──能力主義と自己責任論を超えて




第9章 ベーシックインカムと「怠ける権利」

1 人工知能はベーシックインカムの夢をみるか

名人がコンピュータに負けたころに棋士たちの世界で起こったこと
「機械との競争」──労働市場からの退場を強いられる人々
「スーパー子ども」──人工知能時代の「期待される人間像」
なぜ技術の発展が災厄となるのか?


2 グローバリゼーション──「一%」と「九九%」

グローバリゼーションとは何か
「禍福は糾える縄の如し」──ソ連崩壊の教訓
拡大する格差/「一%」に抗う「九九%」──反グローバル運動
「エリートの反逆」への「大衆の反逆」──ポピュリズムを生み出したもの
地域通貨──庶民の「生きる力」


3 ベーシックインカム──「怠ける権利」をめぐる攻防

ベーシックインカムとは何か?
「怠ける権利」をめぐる攻防/本当は恐い福祉国家
「働かなくてもいいじゃない」──ホリエモン「参戦」のインパクト
「怠ける権利」より「働く権利」を!──左派・リベラルの主張


4 ベーシックインカム導入で人々は働かなくなるか?

「フリーライダー」大歓迎!──九割の労働が必要なくなる未来
ルトガー・ブレグマン『隷属なき道』
「負債としてのお金」──銀行支配が強いる経済成長
「お金は人権だ!」
BIを可能にする国民的合意とは?





第10章「なまけ者になりなさい」

1 水木しげるの幸福論

水木しげるは「怠け者」か?
水木サンの幸福論


2 若者を過労死へと駆り立てるものは?

「学生消費者主義」──「上から目線」の若者たち
「わがままな消費者」と「忠実な労働者」──若者たちの二面性
「他人との比較」はやめられない
「好きの力」を信じた挙句に──「やりがい搾取」から過労死へ


3 坂道を下る──二一世紀的ライフスタイル

成長の時代の終わり──二〇三〇年の世界再訪
エネルギー革命の末路──福島第一原発事故
地方分権の方へ──坂道を下る①/自営業の復権──坂道を下る②
兼業社会の方へ──坂道を下る③


4「怠ける権利」を阻むものは?──長時間労働信仰とジェラシー

なお生き残る長時間労働信仰
練習をし過ぎると野球が下手になる──長時間労働神話に抗して
「働かざる者食うべからず」
ジェラシーが阻む「怠ける権利」


5 ゲゲゲのヴェブレン──「なまけ者になりなさい」

「親性傾向」と「製作者本能」──困難の中で培われた利他的な人間性
「怠惰な好奇心」とは何か
「プラグマティズム」──「怠惰な好奇心」の敵対者としての
「プラグマティズム」に支配された大学
宇沢弘文──水木とヴェブレンをつなぐもの①
前近代へのノスタルジア──水木とヴェブレンをつなぐもの②
「怠惰な好奇心」の赴くままに生きよ──ヴェブレンと水木しげるの教え


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「怠ける権利!」学習会 第7章 [イベントなど告知]

「怠ける権利!」学習会も第7回となります。

つまるところ、戦後社会を見直すという作業になっています。
学習会の結論はいつも「人が人らしく生きるために必要なものは?」とか、
「豊かさとは何か?」といった生きる意味の核をどこに求めていくのかといった話になっています。
前回は、「死」というものについても言及、命を尊ぶというごく当たり前の人間としての自然の営みすら、今、人は失いかけている・・・。「死」すら消費されていく・・・。

「怠ける」とは、つまるところ人間らしく生きるということなのでしょう。

さてさて、第7章 「棄民の国家」の完成とのタイトルです。

次回は、5月17日(土)10時頃からだらだらとおしゃべりしています。どうぞ、ご参加ください。
生きる意味が少しは見えてくるかもです。



第7章 「純ちゃん」と「晋ちゃん」──「棄民の国家」の完成


1「自己責任!」──小泉純一郎とその時代

「自民党をぶっ壊す」──ポピュリズム政治の幕開け
ナルシシズムが浸透した日本社会
エゴイスト角栄VSナルシスト純一郎
イラク人質事件と「自己責任論」
「公務員の身分を剥奪する!」──郵政民営化選挙


2「生きさせろ!」──「棄民」たちの逆襲

見出された貧困──「ワーキングプア・ターン」
声をあげ始めた若者たち
「丸山眞男をひっぱたきたい!」──平成と昭和の世代間戦争
秋葉原の惨劇──「まなざしの不在の地獄」
働く人への同情/働かない人への偏見


3「棄民の国家」の完成

二度の政権交代──日本政治の漂流
「遊戯」・「饗応」・「称号」──「自発的隷従」を調達する安倍政権
ナルシシズムの二つの形──「純ちゃん」と「晋ちゃん」①
構造改革と「アベノミクス」──「純ちゃん」と「晋ちゃん」②
「棄民の国家」の完成


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自由と生存のメーデー2019 IN 東京 [イベントなど告知]

自由と生存のメーデー2019

10連休うちらアブレてるんだけど? 〜殺される前に運動しよう〜

2019年5月6日(月)13:30開場14:00開始

スピーカー:雨宮処凛、周香織、砂希矢エリカ、向井宏一郎、djmixnoise 

資料代:500円交流会参加費:500円
東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F


2019自由と生存のメーデー.jpg
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メーデービラより [イベントなど告知]

5月1日は世界の労働者とともに、街頭で声を上げましょう。

当日、5月1日(水)午後2時から天神コア前あたりで、お会いしましょう。



5月1日メーデーは、働く労働者の権利と連帯のためのお祭り
 みなさん!本日5月1日はメーデー、国際的な労働者の日です。世界中で労働者たちが今日という日を祝うとともに、権利の獲得を要求し、お互いへの連帯を表明しています。
みなさんは、このメーデーの由来をご存じでしょうか。どうして、5月1日が国際的な労働者の日とされるようになったのでしょう。
メーデーの発祥は、19世紀のアメリカにまで遡ります。1886年に、アメリカの労働者たちが、一日8時間の労働時間を要求して、デモやストライキを始めたことが、そのきっかけです。
 その後、この動きは世界的に広がっていき、5月1日は、労働者の日であるとともに、権利の要求と国際的な連帯の日であるメーデーとされるようになったのです。
 日本の地においても、大日本帝国憲法下の厳しい時代である1920年に、東京上野において、第1回メーデーが開かれています。


わたしたちが、このメーデーの歴史から学べることがいくつかあります。
その一つは、労働者の権利というものは、闘って勝ち取らなければならないものであるということです。闘争なくして、労働者の権利獲得はありえないのです。
 もう一つは、他の人権と同じく、労働者の権利は、拡張されていくべきものであるということです。かつて一日8時間の労働時間を要求していたとき、多くの人が「それは無茶だ」と思ったのではないでしょうか。
もう一つは、連帯することの大切さです。わたしたち労働者ひとりひとりは、弱い存在です。だからこそ、労働組合のような存在があり、団体交渉権やストライキの存在があるのです。


とはいえ、今の日本社会においては、有効求人倍率こそ上がったものの、その働き口の多くは非正規職であったり、正社員であっても労働条件の厳しいものであったりすることは、おそらくみなさんよくご存じだと思います。
 その上、さらに問題があります。ここまで、当たり前のように「労働者」という言葉を、使ってきました。ひょっとしたら、この「労働者」という言葉に違和感を感じる方もいるかもしれません。
 何らかの理由で、働きたくても働けないという人や、あるいは今の社会にはなじめないという人々も存在しているからです。たとえば、就職氷河期世代(ロスジェネ世代)に生まれ、「引きこもり」状態になったままでいる人々のことなどを考えれば、わかりやすいかと思います。


 実は、わたしたちフリーターユニオン福岡は、労働組合として労働問題に取り組むだけでなく、組合員たちがこの厳しい時代を生き延びること、すなわち生存すること、をも重視しています。
 正規・非正規労働者だけでなく、「引きこもり」や「ニート」と呼ばれて社会から疎外されている人々、あるいは失業者とともに、生存と連帯の道を目指しているのが、私たちなのです。


 また、みなさんご承知のように、今日5月1日は、天皇明仁の「生前退位」とそれにともなう代替わりによって、「新天皇」徳仁の即位の日でもあります。
 これは、長い年月をかけ、世界中の労働者が獲得してきた権利を、冒涜するような行為です。まるでメーデーという歴史的な日付が乗っ取られたかのようです。

みなさん!
今日という日は、わたしたちから吸い上げた税金でのうのうと暮らし、大嘗祭などわけのわからない怪しげな儀式に大金をつぎ込んでいる「天皇」のために祝うのはやめましょう。

ふだん働いている自分たちのために、あるいは社会になじめないでいる自分たちのために、世界の労働者たちとともに祝いましょう。
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第6回怠ける権利!学習会お知らせ [イベントなど告知]

とき:4月20日(土)10:00~昼過ぎまでだらだらおります。フリーターユニオン事務所にて

第6回学習会は、第6章「棄民の国家」の方へとのテーマです。

前章で1980年代という時代を振り返り分析しましたが、90年代からは「失われた10年」そして20年・・・・とといわれています。
なぜかこの日本では、「平成」などという手前勝手な括りとされてきて、「失われ」続けています(笑

なにごとも前へ前へと、急ぎ、競争することを止めることの大切さを学ぶための「怠ける権利」学習会ですので、失われることもまたよしということにもなりましょうが。
氷河期世代、超氷河期と言われ、不安定雇用と低所得へとまっしぐらの時代でした。

いまや、40代以上の「引きこもり」状態となって働けない人が増加し続けているという・・・・「新しい時代」は、いよいよ「怠ける権利!」を叫ぼうではありません。



第6章「棄民の国家」の方へ

──「失われた10年」に起こったこと


1「失われざる10年」の記憶

文化──「クールジャパン」の方へ
政治──五五年体制の崩壊と「市民」の台頭


2「棄民の国家」の方へ

「システム」の機能不全
「棄民の国家」の方へ


3 叩かれた「怠け者」

少年犯罪と「ユースフォビア」
叩かれた「怠け者」──「若者論の失われた10年」
統計の詐術と「世代の堕落史観」──若者への偏見を生み出したもの
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第5回怠ける権利!学習会 [イベントなど告知]

次回学習会は、3月16日(土)午前10時くらいからだらだらと、いつものフリーターユニオン事務所にて

「社畜」ということばももう「死語」化していますが・・・。
あらためて、「休む」「休暇をとる」ことの困難さを思い知らされる今日この頃です。
今年は10連休だとかいうゴールデンウイークですが、普通に有給休暇とりましょう。

次回は第5章  
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第5章「社畜」の誕生──「包摂型社会」のゆらぎのなかで

1「右肩上がりの時代」の終わり──プラザ合意からバブル崩壊まで

プラザ合意と円高不況──日本とアメリカの「相互植民地化」
サッチャリズムとレーガノミクス──新自由主義の時代
国鉄民営化が意味するもの──中曽根康弘と「戦後政治の総決算」①
破棄された社会契約──戦後政治の総決算②
バブルとその崩壊


2「社畜」の誕生

「田中さんはラジオ体操をしなかった」
いじめの「発見」
「包摂型社会」の勤労者像としての「サラリーマン」
「排除型社会」の出現/「社畜」の誕生──「包摂型社会」のゆらぎのなかで
個人は弱し、法人は強し



3 男と女と若者と──「社畜」の時代の文化革命

資本主義の文化的矛盾とアノミー
「ダメおやじ」──「社畜」の家庭内表象としての
「女の時代」の虚実
「社畜の国」が生んだオタク文化
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奴隷の国家がやってきた [イベントなど告知]

次回、「怠ける権利!」学習会は、2月19日(土)午前10時くらいからだらだらと、組合事務所にて。
第4章 奴隷の国家がやってきたです。

自分自身の奴隷度を測ってみるのもいいですね!
労働組合ってどんなところなんだろうって、思っている方も、どうぞ、お気軽においでください。
別にただ怠けたい人が集まっているだけです。どうしたら怠けることができるかについて、悩んでいる人たちがです。

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第4章「奴隷の国家」がやってきた

1「奴隷の国家」とは何か

奴隷とは何か/資本主義の誕生/「奴隷の国家」の方へ/もう一つの古典的自由主義


2「愉快なニッポン」とその終焉──一九六〇年に起こったこと

「昭和」への郷愁/「愉快なニッポン」──一九五〇年代/「愉快なニッポン」の終焉──一九六〇年に起こったこと


3「奴隷の国家」がやってきた

保護された自営業者たち──「経済成長総力戦体制」の諸相①
「沈黙の春」の方へ──「経済総動員体制」の諸相②
制度化された階級闘争──経済総動員体制の諸相③

生と死の施設化──システムによる生活世界の植民地化①
企業社会のサブシステムとしての核家族──システムによる生活世界の植民地化②
ジャイアンの苛立ち──システムによる生活世界の植民地化③


4 サラリーマンは気楽な稼業だったのか?

サラリーマンという表象/ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用
会社に従属する個人
「経営家族主義」──あるいは「システムと生活世界の相互植民化」について
サラリーマンは気楽な稼業か?



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