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FUF通信49号発行しました [組合活動]

時空を超えてーつながるーつなげるーつながれば!

 「失われた30年」から40年へと、どまることのない経済低迷による半端ない生活不安が押し寄せている。年齢にかかわらず多くの労働者が貧民状態である。そのような状況において親の介護やそれにまつわる介護業界についての永津組合員の投稿は、超高齢化社会の現実をいつも赤裸々に教えてくれる。また、今回「オバチャン会」報告としての50代女性組合員が転職を余儀なくされながらも、福祉関係の労働現場を必死で支えていることも伝えたい。それに拍車をかけたコロナ騒ぎによる「新しい生活様式」は、アクリル板越しや消毒まみれ、マスク越しの顔しか見ない生活に慣らされ、不安や分断を加速させた。一向にマスクを外そうとしない、つながろうとしない人々がそれを如実に教えてくれる。当組合では、組合員のマスク不着用によるジムからの「退会処分」裁判を全面的に支援している。今後の進行にぜひ注目していただきたい。
 朝鮮学校紹介の連載では、子どもたちと向き合うひたむきで前向きな姿勢を書いていただいた。朝鮮学校だからこその子どもとの向き合い方がある一方で、当然のことながら日本の公立学校の教員と同じ課題があることに気づかされた。日本社会で生まれ育ち、働く仲間との接点が見えた気がする。そのソンセンニム(先生)と同年代(20代)の現在係争中である当該も、労働組合なんてまったく知らない世代だ。ネット社会の是非や功罪は様々あるが、職場でぶつかった問題を解決するために自ら検索して見つけたのはキャバクラ労働問題を扱うフリーター全般労組であり、そこからのネットワーク=つながりだった。社会に出て働くこと自体がはじめてといえる状態で、会社に裏切られ尊厳を傷つけられることとなったが、労使問題は労働法でつながることは普遍的である。

 さて今回より、働きながら長く労働組合運動を担い続けてきた方々に原稿を依頼することにした。ほほ70歳前後の年代の方々である。連載の先はどうなるか未知だけれど、今ここで振り返りつながっておかないとなあ・・という、ちょっとした焦りからでもある(笑)戦後民主主義という「古き良き時代」はあったのか?!全国学校労働者組合連絡会という、連合系の教組から外れまくり、独立系組合を立ち上げた気合の入った「活動家」の面々である。教員でもあり、活動家でもある彼らの人間としての豊かさに私自身は多くを得たし、今でもそれを宝としている。そんな宝と若い人たちが時空を越えてつながる礎となればという小さな試みである。
 第1回目は、埼玉教育労働者組合の山際敏和さん、現役を退いてから「きまぐれ通信」という名の便りをいただき、教員時代や組合経験の昔や、最近読んだ本や観た映画を伝えてくれる。その通信から今回の連載を思いついたともいえる。突然の依頼にもかかわらず、丁寧で物腰柔らかな文章を早々と届けてくださった、多謝。



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