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FUF通信51号 [組合活動]

FUF通信51号を発行。
今週中には、読者のみなさんの手元に届くと思います。
いつもカンパをしていただいているみなさんのおかげでなんとか発送にこぎつけています。
デジタルな発信がはびこり、情報が垂れ流されていく時代ですが、
どこまでも紙媒体がのころ続けることを信じて(笑)いや、これしかできないってか?!
保存版でよろしく。ゆっくりお読みくださいませ。

コメント、メッセージお願いします。






「コロナ」禍ファシズム!? つながることを恐れずに

 今こそ、崩れ行く資本制社会へのアプローチを具体的に探ることが、フリーターユニオン結成からの課題だが、コロナ禍はこれをさらに悪化させ困難を極めた。コロナ禍4年。当初、マスクをしてないことで解雇されたマンション管理人(係争後、撤回された)、バス停以外の場所でマスクをしてない乗客を降ろしたり(運転手には行政処分がなされたが)、鼻出しマスクで受験資格剥奪された受験生、そして飛行機を途中空港で降ろされマスクしてないことで刑事事件とされ起訴勾留(これについては本人著書「マスク狂想曲」が必読)、またマスクをつけての持久走時に児童が死亡するなど子どもたちのマスク着用にはさまざまな悪影響が起こっているなど、事態は氷山の一角といえよう。感染以上にコロナ禍で奪われたものは計り知れない。ほぼすべての労働現場では、これまで必要としなかった職場での負担、過重労働が蔓延し、飲食店やサービス業を筆頭に小さな事業所は次々と倒産があいついだ。その結果、人らしく生きる権利が奪われていることは明らかだ。
 当組合では、緊急事態時でないにもかかわらず、スポーツクラブの玄関ロビーから更衣室までの間マスクを外しただけで退会処分となった。ジムエリアでは着用していたし、通路での注意も一、二度だけである。明らかに行き過ぎたエキセントリックな対応であり、理不尽であろう。マスクをした「ふり」をすればすんだことかもしれないが、「ふり」をせず、この現実を記録に残すために係争し、記憶として刻むこと、これこそが私たちがなすべき「闘い」だと組合はこの裁判を全面的に支持し共に闘っている。歴史に残すためにである。年末企画において、原告組合員の報告をもとに学習を行い有意義な時間を持つことができた。
 日本社会ではコロナ禍が人々の日常を不安や貧困に陥れる一方で、世界のいたるところで「戦争」=国家による爆撃=人権侵害は続いており、これらを平然と報道し続けるだけで終止符を打つ方向には向かない。なぜか?「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」これをテーマに学習しているが、答えはここにありそうだ。コロナ禍でおきていることと「戦争」と言われることは、別次元の出来事ではない。日常と世界の動きを結んで、同じ方向へ歩んでいくための具体的な手立てをともに探っていくということだ。

 さて、「古き良き時代はあったのか」シリーズ(笑)の第3回は、名古屋市で50年近く現場教員を続ける岡崎勝さんにお願いした。戦後の激変する70年を生き、学校という労働現場で常に斬新な提案をしてきた岡崎さんの言葉は一つ一つが、含蓄深く響く貴重な内容であり「保存版」である。弱小で社会にうまく適応できないものたちの集まりであるフリーターユニオンの結成時から見守ってくださった岡崎さんの言葉は、今もなんとか企業資本と抗い続けているわれわれへの「大きなエール」と受け止めた。多くの著書や講演などで発信を続ける岡崎さんの声を読者のみなさんにもぜひ届けたい。
 年末に新しい案件を抱え、新年早々石垣島からの組合員とともに団体交渉を行うことができた。岡崎さんの言葉をかりれば「いずれにせよ闘うという緊張は職場の風通しをよくするものだ、結果的に、職場はよりましになっていくことが多い」のだ。マスクをした「ふり」ばかりしていては、なんにも変わらないのだと。(たけもりまき)

 朝鮮学校のソンセンニムたちからの投稿は今号で一旦区切りとし、今後とも朝鮮学校の無償化排除への抗議街頭行動を続けていく。多忙ななか、原稿を書いていただいた皆さんに心よりお礼申し上げます。



2024.2.9通信51号.jpg


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