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なんとか年越しを…「コロナ被害相談村」を都内で開催 <主な生活支援・相談情報あり> [ニュース記事など]

東京を中心に行われている労働組合などが開催している相談支援の行動。
国がやるべきこれだけのことを放置していることの証ではあるが、人が人を助け、助け合うことの当たり前のことが、失われている証でもある。

フリーターユニオンでも、労働相談は年中受け付けているが、闘うことのハードルは高く、年末年始をいかに生き延びるかという切迫した事態が今も進行しているということに、愕然とせざるを得ない。

コロナ被害というが、コロナというだけで簡単に崩壊する社会であったということ。これからも続く「被害」であることは間違いない。

それでも、下記記事にあるように、そこからスタートすることも可能なのだ。

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なんとか年越しを…「コロナ被害相談村」を都内で開催 <主な生活支援・相談情報あり>
2020年12月29日 06時00分 東京新聞


新型コロナウイルスの影響で、仕事や住まいを失う人の増加が懸念される中、年末年始に民間団体による食品配布や生活相談が都内各地で行われる。「年越し支援コロナ被害相談村」を東京都新宿区の大久保公園で開く労働組合や弁護士らは28日、都内で会見し「何とか年末年始の住居と食事をつなぐ緊急的な対応ができれば」と訴えた。(井上靖史、中村真暁)

◆12年前の「年越し派遣村」
 相談村参加メンバーの多くがリーマン・ショック後の2008年末、東京の日比谷公園で「年越し派遣村」を開いた人たち。当時は中高年男性が多かったのに対し、コロナ禍では女性や若者、学生、外国人からも支援団体に相談が寄せられているという。
 棗(なつめ)一郎弁護士は「立場の弱い非正規労働者らが雇用の調整弁として切られる構造は12年前と何も変わっていない」、作家の雨宮処凛さんは「いま受けているメール相談は全体の2~3割が女性から。住まいを追い出されたという方、特に若い女性も多く、驚いている」と話した。
 一方、約40支援団体による「新型コロナ災害緊急アクション」は、住まいや仕事の相談会を31日に東京都豊島区内、容器に入れた温かい料理を提供する「年越し大人食堂」を1月1、3両日に同千代田区内で開く。

◆「食べ物の力でつながる時間を持ちたい」
 料理研究家でビッグイシュー基金の枝元なほみ共同代表は、大量の食品が廃棄されている一方、食事が十分にとれない人がいる現状を指摘し「そんなふうでいいはずがない。食べ物の力でつながる時間を持ちたい」と強調した。
 つくろい東京ファンドの稲葉剛代表理事は「この時期に、人生で初めて路上生活をせざるを得ない人の絶望や孤立を防ぎ、一人ではないと伝えたい」と訴えた。
 宇都宮健児弁護士は「幅広い層に貧困が広がっている。今一番大事なのは公助。政府のトップも視察に来て」と呼び掛けた。

◆年末年始の主な生活支援・相談
【生活困窮などに関する相談会や食料配布】
・年越し支援コロナ被害相談村
29日、30日、1月2日いずれも午前10時~午後5時に東京都新宿区歌舞伎町の大久保公園。TOKYOチャレンジネットが用意する一時宿泊所への手続き支援や各日150食の食事配布など。
・緊急相談会
29日午前11時~午後5時に新宿区山吹町362みどりビル2階のNPO法人もやい事務所、1月2日午後2~3時、都庁前で食料も配布
・越年越冬活動
30日、1月1日、3日で、いずれも医療・生活相談は午後5時~、弁当配布は午後6時~、豊島区の東池袋中央公園
・コロナ禍 足立たすけあい村
30日正午~午後3時、足立区の千住旭公園で食品や衣料品配布、無料相談
・コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも電話相談会
31日~1月3日、午前10時~午後7時=フリーダイヤル0120(157)930
・池袋緊急相談会
31日午後3~6時、豊島区の東池袋中央公園
・年越し大人食堂2021
1月1日、3日いずれも正午~午後6時、千代田区の聖イグナチオ教会で調理された食事を両日とも200食用意し提供
【生活支援、居住支援、就労支援などの相談窓口】
<男女問わず>
・TOKYOチャレンジネット
一時宿泊所提供。29日午前10時~午後8時、30日と1月2日午前10時~午後5時=0120(874)225、女性専用は0120(874)505
・年末年始 労働・困りごとLINE相談会
全国青年司法書士協議会が29日~1月31日の期間中、随時受け付け=LINEから「@771zceam」で検索し友達追加する
<女性対象>
・東京ウィメンズプラザ
29日~1月3日は午前10時~午後4時=03(5467)2455
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韓国サンケン労組を支援し、地域の労働組合と闘おう [イベントなど告知]

12月17日(木)福岡の営業所で抗議行動が行われます。


サンケン電気の全国営業所への抗議行動の協力の緊急要請


韓国サンケン労組を支援する会
共同代表:渡邉 洋(全国労働組合連絡会議 議長)
                       中村宗一(中小労組政策ネットワーク 共同代表)
                       中原純子(東京全労協 副議長)     
                       渡辺一夫(韓国良心囚を支援する会全国会議 代表)



 日頃のご支援ご協力に感謝申し上げます。
 7月9日、日本のサンケン電気(本社:埼玉県新座市)取締役会は、赤字を理由に突然一方的に、韓国の100%子会社・韓国サンケン(昌原市、馬山自由貿易地域)の解散を決定し、ホームページに発表しました。これは韓国の社長も知らないことでした。この解散は労働協約や韓国の法律にも反するものです。
韓国サンケン労組は、サンケン電気取締役会の決定から4日後の7月13日、社前に座り込みテントを設営し、記者会見を開いて闘争に突入しました。

この会社解散は、何よりもまず労働組合つぶしです。
労働組合つぶしは、1996年に韓国サンケン労組がナショナルセンターを韓国労総から民主労総へと転換したことを契機に、執拗に繰り返されてきました。今回も本社の和田社長が韓国サンケン社長との話において、整理解雇を撤回させた4年前の闘いを非難し「組合があのような闘いをやらなければ(つまりおとなしく解雇されておれば)会社を解散しないで済んだのだ」と言い放ちました。

この会社解散は、赤字を理由にしていますが、計画的な赤字作りによる、偽装解散です。
工場を正常稼働させるという3年前の解雇撤回―原職復帰に際しての合意を踏みにじり、その後一切の設備投資をせず、新規事業も行わず、作れば作るほど赤字になる注文数しか本社は韓国サンケンに発注せず、意図的に計画的に赤字を作ってきました。
またサンケン電気は、韓国サンケンに発注する代わりに、秘密裏に同じ製品の生産を韓国で外注して韓国サンケンの名を使ってドイツやイギリスに輸出していました。更に韓国で別会社を買収し、そこからは利益を上げていたのです。

この会社解散は、コロナを口実とした日本の入国禁止措置によって、韓国サンケン労組が4年前のような日本遠征闘争ができない状況を利用して行われました。
サンケン電気は、コロナで日本遠征闘争ができない状況が「2年間」続くと判断し、解散を決定しました。韓国サンケンの労使協議で会社側が明確に述べています。コロナを利用して、会社の利益のために労働者の命と生活を奪うサンケン電気の卑劣、反社会性を許してはなりません。

 韓国サンケンは、会社清算手続きを一刻も早く進めようと、8月31日締め切りで、賃金の60カ月分という破格の早期割増退職金(慰労金)を提示しましたが、「わたしたちの要求は、慰労金なんて要らない、現場に戻り労働者として働くことだ」と組合員は誰一人受け取りませんでした。

 韓国サンケン労組は、8月の合宿で民主労総参加以来の組合つぶしの歴史を再確認し団結を強めています。慶南地域の民主労総、金属労組傘下の組合を中心に地域対策委員会が結成され、地域における支援・連帯の輪が広がっています。金属労組中央では、韓国国会前で記者会見を開き、韓国サンケン労組を含め、コロナを理由に解雇、廃業、労組破壊を行う企業に対して、今後関係官庁を追及し、厳しく闘っていくと宣言しました。

 日本では、「韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会」、「韓国サンケン労組を支援する会」が結成され、毎週木曜日に、朝出勤時の本社前抗議行動などを行っています。木曜行動では、毎回インターネット通してオンラインで韓国から訴えを行っています。韓国サンケン労組は、日本おける支援運動の立ち上げが、大きな励ましとなっています。

 韓国サンケンは来年1月20日に労働契約が終了すると通告して来ています。何としても労働契約の打ち切りを阻止しなければなりません。それには全国営業所抗議行動によってサンケン電気による韓国子会社の解散の違法性不当性を暴露し、社会的に包囲し圧力を高め、サンケン電気を追い込んでいかなければなりません。

それはコロナによって日韓間の往来ができない状況の中で、日系企業の横暴であるがゆえに、日本の労働者民衆の課題としてやらねばならないことです。日韓労働者民衆の連帯のこれからが掛かった大事な闘いです。私たちは日本全国の幅広い労働者、市民の協力でこのことを実現したいと思います。

以上の点から以下のようにご協力を要請します。
1、全国各地のサンケン電気の営業所に対して、抗議申し入れを行って下さい。更に可能なところはアピール行動を行って下さい。営業所は、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、金沢と、全国に8か所あります。可能な所で取り組んでください。
2、アピール行動では韓国サンケン労組の発言を流す場合、インターネットで接続してオンラインで流すか、または事前に録音した音声データをお渡し、それをマイクで流す形で、韓国からの生の声を流すことができます。
3、11月中に取り組むことを目指しますが、取り組む日時と形態は、各地の実情に合わせて、取り組んでください。場合によっては12月にかかってもよいです。参加人数にはこだわらずに(少人数でも可能です)、柔軟に取り組んでください。
4、サンケン電気本社には、韓国サンケン労組との団交に応じて、解散の撤回を強く要求してください。頑なに要求を拒否し続ければ、今後闘争が全国化していくという警告のメッセージを伝えてください。
2020年  月  日 
韓国サンケン労組を支援する会
東京都台東区上野1-12-6 3階
中小労組政策ネットワーク気付 
【℡03-5816-3960 fax03-5812-4086
連絡担当;尾沢孝司(090-1805-8630)

【営業所所在地】
札幌営業所:北海道札幌市中央区南1条東三丁目9番2 札幌MIDビル TEL (011)210-0855
仙台営業所:宮城県仙台市青葉区国分町一丁目6番18号 東北王子不動産ビル TEL (022)263-4168
金沢営業所:石川県金沢市北安江三丁目6番6号 北安江メッセヤスダビル TEL (076)223-2010
東京事務所:東京都豊島区南池袋二丁目25番5号 藤久ビル東5号館 TEL (03)3986-6151
名古屋営業所:愛知県名古屋市中村区名駅四丁目4番10号 名古屋クロスコートタワー TEL (052)581-2767
大阪営業所:大阪府大阪市北区梅田三丁目3番20号 明治安田生命大阪梅田ビル TEL (06)6450-4400
広島営業所:広島県広島市東区光町一丁目12番16号 広島ビル  TEL (082) 568-6030
九州営業所:福岡県福岡市博多区博多駅前二丁目2番1号 福岡センタービルTEL (092)411-5871

地図(サンケン電気のHPを参照)
https://www.sanken-ele.co.jp/corp/corp05.htm
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