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アリ地獄天国上映 [本や映画などの紹介]

土屋監督作品「アリ地獄天国」の上映が、KBCシネマで実現し、フリーターユニオン福岡もその鑑賞とトークに参加させていただきました。

いろいろな意味で、このような映画の上映や集客の困難ななか、1回限りの上映ということもあり(最終的に翌日にも2回目が行われました)、予想を超えた観客数となりました。

今、求められている「理由」が多くそこにはあると感じられる映画であり、監督のトークショーでもありました。
下記に、KBCシネマからのリポートがありますので、これを参照させていただきます。

労働組合というよりも、労働者そのものが見えにくい社会となってしまっている現実のなかで、いかに人間が働きづらさを抱え込んでいるかということでもあり、この映画の主人公である西村さん、そして「山ちゃん」に自分自身を重ね合わせられるものであったと思います。

改めて、社会には労働組合、労働運動、働くものを尊重する文化が必要であり、それは当たり前の人間の生きる社会であるのだということを確信する機会となりました。

監督はじめ映画を支えてくださったみなさんにも感謝。





【イベントレポート】
★2/13(土)『アリ地獄天国』
当館で2日間限定上映の本作、初日の本日は土屋トカチ監督にお越しいただき、本編上映後に舞台挨拶を行いました!
ある引越会社で働く男性が、会社の方針に異議を唱え個人加盟の労働組合に加入すると、営業職からシュレッダー係へ配転させられ、給与が半減。さらには懲戒解雇にまで追い込まれる――。
本作は、理不尽な労働環境に置かれた彼の、会社の改善を求めて闘った3年間に密着するドキュメンタリーです。
舞台挨拶では、すべての労働者と失業者の生活・権利の向上を目指して活動されているフリーターユニオン福岡の丸田弘篤さんにも登壇いただき、本作の制作秘話や日本社会に蔓延する労働問題についてさらに詳しくお話ししていただきました。
主演の西村有さんは本作に「この映画で描かれた3年間は自分の誇りである」というメッセージを寄せられたそうです。
そのメッセージについて丸田さんが「自分が作品の中で表現されているという意識、自分の伴走者となりカメラを回し続けた土屋監督の存在が彼を最後まで支え続けた」と語られた姿が大変印象に残りました。
監督の「自分の学生時代にこのような作品があればよかったなあという思いで映画製作をしている」というお言葉の通り、自らの映像作品を通じて、少しでも多くの若者に世の中に適応するためではなくサバイブしていくための知識を届けたいという強い思いを感じられる舞台挨拶でした。
本日はお越しいただきました皆さま、そして土屋トカチ監督、丸田弘篤さん、誠にありがとうございました!
『アリ地獄天国』は明日の9:55にもう一度上映がございます!

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2021.2.13あり地獄天国.jpg


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