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再雇用で突然の異動ってなんなんですか?


あからさまな不当労働行為  嘱託いじめの不当配転!
                                                N新聞子会社T 

 新型コロナ感染拡大に伴い組合要求が通り在宅ワークに入り、2020年4月6日から6月14日まで2カ月以上ステイホームした。その後、感染者数が減少したということで1カ月ほど出勤になったが、通勤電車はまさに三密。再び感染者数が増加し、今度は週3日在宅になって今に至るのだが、9月15日に突然、上司と総務部長から会議室に呼び出され、夕刊校閲および広告媒体への異動の内示があった。理由は、筑豊総局の男性記者が先に私の勤務先である西日本新聞マルチ情報センターに異動が決まったことで玉突き人事(?)、それとプロ野球の佳境には繁忙となり、人手が足りないからという。なぜ組合員の私なのか?以前から校閲を希望していたキャリア約40年のKさんではなく、せいぜい校閲7~8年の私なのか? 合理的な理由を尋ねてみたが、総務部長は「Kさんのことは、置いといて」とはぐらかす。 
 それになぜ契約期間は1年更新であと1か月残っているのに突然異動なのか? なぜ現在の健康状態も聞かずに、分刻みの多忙な職場、パワハラを受けて休職した元の職場に戻すのか? 自主退職を狙った嫌がらせ人事ではないのか?そもそも夕刊は来年の五輪以降なくなる可能性があるというのに、仕事がなくなれば解雇されるのではないのか?しかし雇用契約書や嘱託就業規則のどこにも異動させるとは書いてない。雇用契約締結時に異動があるとも聞いていない。これまで同じ会社の嘱託社員が異動したとは聞いたことも見たこともない。
 2週間前という突然の内示にもかかわらず、フリーターユニオンは即、動いた。四連休後の25日、事務所での団交開催となった。会社側は総務部長、センター長、校閲グループの部長。組合側は何と9人も結集。組合側の要求書はすでに戦闘モードに突入していた。「今回の異動内示は業務命令であるのか、否か、明らかにすること。業務命令であるならば、その旨を文書にて通告すること」。会社の回答は、内示は命令ではなく、10月1日の辞令で命令となる。命令に違反すれば…解雇事由となることは明らかだろう。朝夕刊の校閲現場でパワハラを受け、昼夜勤のシャッフルするシフトのため病気休職して、ようやく現在の入力作業に就いているのに、また元の職場に戻すことはあり得ない暴挙だろう。嘱託社員就業規則には、本人の希望、健康状況も勘案するとなっているが、そのどちらも質問も勘案もされたことがないのもおかしな話だ。前総務部長は組合が問題にしたパワハラ事件で注意処分を受けて辞め、組合が任命責任を問うた前社長も退任したので、恐らく引き継ぎもなされないままなのか。実にいい加減で呆れた話だ。
 組合員を狙った不当な動機であり、他に適任者がいるにもかかわらず、病気休職の原因となった職場に戻すという不合理な選択、現在の雇用契約期間満了前に無理やり別の職務に異動させるという、権利濫用の異動内示には驚くばかりだ。また人選の合理的理由も示さず、組合要求にもかかわらず社長が出席しないのも不誠実だろう。会社としては「組合活動をすれば、こうなる」という見せしめのつもりなのだろうが、百戦錬磨の私たちに立ち向かう勇気とお金と時間を費やすことがどういうことか、分かってないようだ。
 9月28日に会社から来た回答は「撤回はいたしません」の1行のみ。2時間も縷々団交した割には不誠実なゼロ回答だった。そこで竹森さんが電話して10月までは現在の職場で勤務する旨を伝えると、翌日になって「現場が混乱するから」という理由で、とりあえず撤回となり、11月からの契約更改については「校正グループでの日勤をお願いしたい」という回答が来た。今後、契約更新について団交を継続し、決裂したら労働委員会に救済申し立てを行うしかない。久しぶりにビラも撒いてみたいし!  
                                    (了)
 
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